一家に1台
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一家に1台

以前、住宅のバリアフリーの改修工事に、

入らせていただいた時の話です。

高齢のご夫婦が、二人で暮らしておられる、

町屋の古い大きなお家でした。

スロープや手すり、柱や欄間の補修を終え、

水道の調子が悪いと、通り庭の奥に出た時です。

小さな流し台の横に、なんと! 古いサイド実験台が!

一般のご家庭に、実験台・・・

間違いなく、昭和に造られたものでした。

引き出しの表面は剥がれ落ち、塗装もはげはげ、

天板も、凄いことになってました。

奥様に話を聞くと、以前知り合いの方から新しく買い替えるのでと、

譲り受けられたものでした。

今でも毎日、調理台として使われてるそうです。

見た目は傷んでても、昔ながらの造り方で、

強度バツグンのしっかりしたものでした。

斬新なデザインとカラー、多目的機能を有する「実験台」が

一家に1の時代に夢を馳せ・・・

山田は今日も、実験台を造ります。

・・・・・ がんばろ・・・。